インプラントの基礎知識 – 構造と特徴について


インプラントの構造と特徴について – 

 

皆様、こんにちは。今日はインプラント治療についてお話させていただきます。

インプラント治療を検討されている方から、「人工物を体内に入れることへの不安」というお声をよくお聞きします。そこで、インプラントの構造について詳しくご説明させていただきたいと思います。

インプラントは大きく3つの部分から構成されています。それぞれの部分が重要な役割を担っており、これらが調和することで、自然な歯の機能を実現しています。

まず、最も重要な土台となるのが「フィクスチャー」と呼ばれる人工歯根です。これは主にチタンもしくはチタン合金で作られており、直径3~5ミリ、長さ6~18ミリ程度のネジ状の部品です。チタンは生体親和性が非常に高く、金属アレルギーの方でも安心してご使用いただける素材として、長年の実績があります。 ただし、近年チタンの有害性が報告されてきておりジルコニアと呼ばれる非金属のインプラントも普及してきております。

次に、その上に装着される「アバットメント」は、人工歯の土台となる支台部です。チタンやジルコニアなどで作られ、フィクスチャーと人工歯をつなぐ重要な役割を果たします。

最後に装着されるのが「上部構造」、すなわち人工歯の部分です。通常はセラミック製です。これは、骨とフィクスチャーが十分に結合してから、専用のネジやセメントで固定します。

現在、日本国内では30社以上のメーカーの製品が認可を受けています。当院では、長年の実績と信頼性を重視し、厳選されたメーカーの製品を使用しております。

ジルコニアインプラントは非認可でありますが、当院では院長がメーカより認定されているため施術することが可能です。

インプラント治療は、失った歯の機能を回復する優れた治療法の一つですが、お一人お一人の口腔内の状態や生活習慣に合わせた適切な選択が重要です。ご不安な点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

私たちが皆様に最適なインプラント治療をご提案させていただきます。